自宅サーバー引っ越し(システムインストール編)

……いやはや、今回は色々くじけそうになりました(笑)。

 

実はこのマイグレーションに伴って、くっそめんどくさい Gentoo Linux インストールに加えて、三つの「課題」がありました。

 

  • UEFI ブート
  • NVMe 接続デバイス上に「/」パーティション
  • systemd

 

で、この三つが絡み合って「これでもか!」とばかりにトラブルシューティングの連続となるインストール作業となってしまいました。三つが絡まって、簡単な原因の切り分けもままならず、行っては手戻り、行っては手戻りで、場合によっては SSD の初期化まで戻ることも二度三度。

 

結論としては、なんとか OS のシステムインストールは出来ましたので、躓いた点を重点的に、変態的(笑)にめんどくさい Gentoo Linux インストールの流れを記録したいと思います。

“自宅サーバー引っ越し(システムインストール編)” の続きを読む

自宅サーバー引っ越し(組み立て編+α)

さて、自宅サーバーの引っ越し(マイグレーション)作業ですが、難航しつつも進んでいますが、結論から言うと「ハードウェアは組み上がったけれども、シスステムインストールには手を付けていない」状態です(笑)。

 

昨日、半日強かけて、ハードウェアの組み上げ、今日は所用でほぼ一日出かけていたので、サーバーの設置作業+α、を行ったという鈍足ぶりです。

何手間取ってているんだって?いや、ごもっとも(笑)。色々苦労しています。。。

“自宅サーバー引っ越し(組み立て編+α)” の続きを読む

自宅サーバー引っ越し(準備編)

さて、そうこうしているうちにもう冬です。

 

実は私、さくらのクラウドや、現在この Blog を動かしている ColorfulBox の他に、実はほぼファイルサーバー用途に、自宅で実機のサーバーを運用しています。なんだかやってることが古いですね(笑)。

 

そのくだんの自宅サーバー、といっても、実態は安い組み立て Kit を購入して、ハードを組んで、Gentoo Linux を入れただけのものですが、こいつの CPU ファンがどうやらお釈迦になりそうな感じです。

 

CPU ファンだけ交換しても良かったのですが、前にも書きしたとおり、Gentoo Linxu は、基本的にパッケージはサーバー上でソースからコンパイルするわけでして、それは Kernel も同じです。

で、最近は Kernel のコンパイルに、モジュールも含めると 30分以上かかることもままあり、ハードウェア全体も、SSD を除けばかなりの年数を使っていて経年劣化が連鎖的に起きることも考えられるので、この際、新しくパソコン工房でちょっと良いグレードの組み立て Kit + データ領域用に大容量 HDD を追加して購入しました。

 

というわけで、何度かに分けて、自宅サーバーの引っ越し(マイグレーション)について覚え書きを書いていきたいと思います。

“自宅サーバー引っ越し(準備編)” の続きを読む

Gentoo でバイナリパッケージを作成、インストール

ほぼファイルサーバー用途の自宅サーバーで、GentooLinux というちょっとマイナー変わったディストリビューションを使っています。

利点

  • 強力なパッケージ管理システム(Portage)のお陰で、ソースからインストールしても管理が楽チン。
  • にもかかわらず、ソースからインストールする際とほぼ同等な柔軟な設定が可能。
  • 必要最小限の自動化しかしてないので、インストール時から「何をインストールするか」「どのような設定を行うか」を一つ一つ確認しながら構築するので、自分のマシンがどうなっているかが把握しやすいし、勉強にもなる。

欠点

  • 一から全て、ソースからコンパイルするので、インストールや大規模なソフト(Gnome とか)のインストールはムッチャ時間が掛かる。
  • 依存関係とか、パッケージ管理は楽だけど、アップデート時に設定ファイルの書式等を理解していないと前に進めない(裏を返せば、だから勉強になる(笑))。
  • 他のディストリビューションとは違う、独自な部分(パッケージ管理法や起動initプロセス等)がある(それは良くできており、利点であるのだが、新たに習得する必要がある)。
  • Web上の情報は日本語ドキュメントを始め、それなりに充実しているが、日本語書籍は殆ど無い。

“Gentoo でバイナリパッケージを作成、インストール” の続きを読む